スタンダードチャータード銀行が支援するデジタル資産カストディアン、Zodia Custodyがオーストラリアでの機関向けサービスを拡大しました。
Zodia Custodyのオーストラリア進出
Zodia Custodyは、オーストラリアの機関クライアント向けにデジタル資産カストディプラットフォームの立ち上げを発表しました。このプラットフォームは、機関がデジタル資産取引所に接続し、その資産を銀行グレードの冷蔵ウォレットストレージで安全に保管するためのポータルとして機能します。
SAF3プラットフォームのローンチ
新たに設立された子会社、Zodia Custody Australiaにより、SAF3プラットフォームがローンチされました。Zodia Custodyの子会社は、2024年にSAF3と一連の強化されたサービスを展開し、機関が一つのプラットフォーム上でデジタル資産活動を管理できるようにすると述べています。
オーストラリア最大のビジネスバンクとの協力
オーストラリア最大のビジネスバンクであるNABは、SAF3プラットフォームの銀行グレードの仕様をテストするための概念証明を通じてZodia Custodyと協力しています。NABのチーフイノベーションオフィサー、Howard Silby氏は、「9週間にわたり、Zodiaの統合とコンプライアンス能力、技術、ガバナンスプロセスをテストしました。これには、Zodiaのリアルタイムのエアギャップ冷蔵ウォレット機能と新しいオールインワンのデジタル資産プラットフォーム体験、SAF3へのユニークなアプローチのテストも含まれました」と述べています。
まとめ
Zodia Custodyは、デジタル資産の保管と管理に関する新たな機会を提供することで、オーストラリアの機関投資家にとって重要なパートナーとなる可能性があります。その技術とリスク管理インフラストラクチャは、機関投資家がデジタル資産市場に安全に参入するための強固な基盤を提供します。オーストラリア市場への進出は、Zodia Custodyがデジタル資産の保管と管理におけるグローバルなリーダーとしての地位を強化する一歩となるでしょう。
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