ウォール街の取引の裏にある金融サービス会社であるDTCCは、ブロックチェーン技術会社Securrencyの取得を発表しました。この取得により、SecurrencyはDTCCの完全子会社となり、DTCCデジタルアセットとして運営されることになります。
Securrencyとは
Securrencyは、元State Streetの暗号エグゼクティブ、Nadine Chakarが率いる会社で、クライアントが実世界の資産をトークン化できるプラットフォームを提供しています。これは、”業界で最も包括的な特許取得済みコンプライアンス技術”と称されています。
取得の詳細
DTCCはSecurrencyを5000万ドルで取得しました。この取得により、DTCCは”企業のデジタル資産プラットフォームの開発を加速し、機関的なDeFiの力を解放する”ことが可能になります。
DTCCとブロックチェーン
DTCCは、ウォール街のポストトレードインフラの基盤として機能し、ブロックチェーン領域における関与の歴史があります。2022年には、株式取引のクリアリングと決済を容易にするためのプライベートブロックチェーンのテストを開始しました。
まとめ
DTCCのSecurrency取得は、金融市場のデジタル化が革新の最前線にある未来を迎えるための一歩と言えます。これにより、DTCCはSecurrencyの技術とDTCCのインフラストラクチャ能力を組み合わせ、デジタル資産の大量採用に必要な堅牢でスケーラブルなインフラストラクチャを構築するための業界とのパートナーシップを可能にします。
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